朝起きて、窓を開ける。
寒さが和らいで、開けた隙間から、春の空気が入ってきた。
「もう、春だね・・・」
3月11日、この日、この町は、震度6強のかつて経験した事のない地震が起きた。建物が倒壊してしまうのではないか?と思う程の揺れだった。
現在町の住宅では、日本瓦の屋根の多くが壊れ、ブルーシートで覆われている光景・・・
あの地震の日を境に、豊かになった日本の生活・・・は、役に立たない物で溢れているように見えた。
電気がストップすれば、テレビや冷蔵庫、主要な電気製品は使えない。
夜になると、灯りも消えた。
ガソリンもスタンドから消え、灯油も消えた。
スーパー行くと、皆揃って、買占めが始まった。
お米や、カップ麺、パン・・・
連日、買い物競争になり、陳列棚には品物がまばらになった。
放射能漏れの、「水道水の汚染」のニュースが流れれば、今度は、「ミネラルウォーター」のペットボトルの買占めが始まった。
一体・・・どうなってしまったのか?
本当に、必要な物、本当に必要な人の所へ回らなければならない物も行き届かないではないか。
色々な事情もあるとはいえ、1つの情報に揺るがされない様に、こういう時こそ冷静な判断をして行動しなければならないのでは?
0 件のコメント:
コメントを投稿